知人に車を売る場合の値段はどう決めるか?
知人でも売買は売買
不要になった車を売る場合、ほとんどは買い取り専門業者に引き取ってもらう事になるだろう。
しかし、自分が大切に乗ってきた車は、本当に大事にしてくれる人に乗り継いでもらいたいものだ。
そんな売却を検討しているときに、知人や友人が自分の車を売って欲しいと言ってきたとする。
これはある意味願っても無いチャンスだ。
愛着のある車を信頼できる人に手渡す事ができるのだからな。
だがしかし、この場合に問題となることがある。
それは「車をいくらで売るか」だ。
知り合いと言えど車を売ると言うことは大きなお金が動くわけだ。
この値段の付け方によっては人間関係を悪化させてしまう可能性もある。
では、知人、友人に車を売る場合はどのように値付けをすればいいのか?
中古車市場価格ではなく、査定価格を目安にする
個人間で車の売買を行う場合、まず参考にするのが中古車価格だろう。
同程度の車が市場ではこのぐらいで売られているから、いくらで売りますとなるだろう。
オークション等ではそれもありだが、知人、友人に車を売る場合はその値段設定はやめたほうがいいだろう。
何故なら、同じ値段であれば、あなたから車を買うよりも、
アフターフォローのしっかりした中古車販売店から買ったほうが良いからだ。
中古車の販売価格には、もちろん販売店の利益が乗っているが、
車の整備費やアフターケア、各種手続き、サービス料なども含まれているのだ。
それに、中古車販売店がその価格で売っているという事は、利益を出しているという事。
つまりあなたにも利益が出る価格となってしまう。
それは友人にも当然ばれるわけで、そんな価格を提示されたら私なら怒る。
なので、知り合いに車を売る場合は査定価格を基準にすればいいのだ。
「アップルが○○万円で買い取ると言ってるから、この価格でいいよ」となれば買う側も納得するだろう。
当然、査定価格は中古車市場価格よりも安いので、友人も得をする事になるしな。
もしその価格で納得しない場合は、査定をしてくれた業者に売れば良い。
考え方としては、中古車の買取業者の候補に知り合いが1人増えただけだ。
条件が合わなければ他の業者に売るのは当然だろう。
まぁ、私の場合は、車を売る人との関係性にもよると思うが、
友人価格という事で査定価格から1割引ぐらいで売ってあげるかな。
売却後のトラブルにも注意
知人に車を売る場合に価格以外にも気をつけたいことがある。
それは売った後のトラブルだ。
知り合いに売るという事は、売った後も車が自分の認知する範囲にあるという事だ。
当然、何か問題があった場合は自分のところへ連絡が来るだろう。
なので、後で面倒な事が無いように、引渡しの前にしっかりと
売却後に問題があっても、文句を言わない等と約束をしておく事が重要だ。
金額が高くなる場合は契約書などを交わしてもいいだろう。
大きなお金が動くという事はトラブルはつき物だ。
友人との間に遺恨を残さないよう、しっかりと準備をしてから売るようにしよう。
まぁ、私なら面倒事を起こして人間関係がギクシャクしてしまうリスクを考えたら、
無駄な個人売買などせずに買い取り業者に売ってしまうがな。
リスクがあることを認識した上で、どうするかは決めてくれたまえ!
タグ:車 売る 知人