税金が未納なんだけど、車を売ることはできる?
税金未納車は売ることができるのか?
車を売る際には色々と問題が発生するものだ。
今回は以前に私が友人から相談されたときの内容の紹介だ。
ずっと乗っていない車があるとのことで相談に乗っていたのだが、
「あ、そういえばこれ自動車税払ってないわ!?これ売れる?」
と直前になって言われたのだ。
これには私も開いた口が塞がらなかったな。
なんでも、1年近く乗っていないし、
自動車税の支払通知書が届いても「まあいっか」程度で無視してしまっていたらしい。
彼の言い分は、乗らないから税金を払わなくて良いだろうという事だが、
自動車税はクルマを所有していることに対する税金だ。
乗っていようが、乗っていまいが、必ず払わなければいけないものなのだ。
車を売却する際には、新たなオーナーに名義変更をする必要があるため、
自動車税の納税証明書が必要になる。
なので、基本的に自動車税を納付していないと車を売ることは出来ない。
幸い、友人の滞納は数ヶ月程度だったので、
スグに支払いを済まさせて査定に出して事なきを得た。
自動車税未納でも売れる場合もある
上記の友人の場合は自動車税を納付させてから売却をしたが、
実は自動車税が未納のままでも売却できる場合もある。
車の名義変更には納税証明書は必ず必要なので、税金の納付が必要になるが、
一度クルマの登録を抹消して、新しいオーナーへの引渡し時に再度登録をする方法により、
自動車税を未納の状態でも車の売却が可能になる。
これがどういう事かというと、クルマを一度廃車手続きをしてしまうということだ。
廃車⇒再登録ということなので、名義変更時のように納税証明がなくても売却ができるのだ。
このような手続きを行ってくれる買取業者もいるので、
納税が済んでいないと絶対に車は売却できないわけではない。
しかし、廃車にするからと言って、それまでの期間の未納分の支払いが免除されるわけではない。
未納分の自動車税は後から納付書が届くようになっている。
なので結局は自動車税を先に支払ったのと同じことになるのだ。
支払いが結局一緒になるのであれば、先に納税しておいたほうが良いだろう。
また、税金未納車の買取を嫌がる業者も多い。
大手のガリバーのホームページにも税金未納車の買取は出来ないと書いてあるぐらいだ。
税金未納で買い取ってくれる業者が減ってしまうとしたら、
みすみす高く売れるチャンスを逃しているようなものだ。
納税通知書を持ってコンビニや金融機関に行くだけだ。
ランチついでにサクッと支払いしてこれるだろう。
先に支払いを済ませて、綺麗な状態で査定に出そう。
あ、ちなみに自動車税の滞納には延滞金も当然かかってくる。
もし払い忘れているなら、売却にしろ廃車にしろ、早めに払っておこう。
どちらにしろ最終的には払うことになる税金だ。
クルマを所有する日本国民として、今すぐ納税すべし!
タグ:車 売る