車を査定してもらったら売らなければいけないのか？

車を売らないのも選択肢の一つ

車の査定でも思ったように事が進まない事もあるものだ。

買取業者に査定に来てもらったが、思ったより金額が安かったなんて事もざらにある。

けれども、わざわざ時間を作って査定に来てもらっておいて、

「思ったほど査定額が高くならなかったから売らない」なんて言いづらいと思う。

しかし、別に査定に来てもらったからといって、査定額に納得が出来なければ売らなくてもいいんだぞ。

車の買取りというのは、言わば車のオーナーと買取業者の取引きだ。

お互いが条件を出し合った上で、折り合いがついて取引成立となるのだ。

取引の際に双方が条件を出した上で最終的に契約するのは常識だろう？

例えば、買取業者が出した査定額が30万円だった場合、

こちらが40万円以上が良いと食い下がったとする。

もし40万円で買取業者がOKすれば、それで契約は成立。

40万円ではどうしても買取が出来なければ、契約は不成立。

至ってシンプルな図式だ。

日本人はまじめな人が多いので、せっかく査定に来てくれたのだから、

多少思ったよりも安かったけど売ってあげよう。なんて考えてしまいがちだ。

しかし、そのあたりも業者側の心理テクニックだったりする。

人は何か恩を感じた場合、受けた恩を返さなければと感じてしまうものだ。

それを営業に応用して、無料でどこでも査定に行きますと業者は言うのだ。

そうして先に恩を与えておく事で、ある程度査定額を安くしても応じてもらえるようにするのだ。

これは色々な業界で使われているテクニックなので、何も買取業者が悪い事をしているわけではない。

そういった営業手法もあるということを覚えておこう。

ちょっと話がそれてしまったが、つまり自分が納得出来ないのであれば、

査定に来てもらったとしても必ず車を売らなければいけないというわけではないのだ。

しかし、最初から売らないつもりで、気軽に査定にだけ呼ぶのはやめよう。

向こうも人件費というコストを払って査定に来ているのだ。

冷やかしだけで査定に呼ばれちゃ迷惑だぞ！

あくまで対人取引であることを念頭において、

双方で気持ちのいい取引に出来るように努めるべきだ。

査定額の食い違いを防ぐために

査定に来てもらって「こんな安いはずじゃ・・・」なんて事が無いように、

事前にきちんと準備をしておく事が大切だ。

例えば、しっかりと複数社の一括査定を使って相場観を養っておく事。

そして、電話でのアポイント時にしっかりと車の情報を伝えて、

マイナスポイントになりそうな部分などを聞いておくこと。

そうすれば自分の想像とかけ離れた査定額がでることも少ないだろう。

電話でのやり取りでも、複数社に査定のポイントを聞いてみるのも良い。

なぜなら、買取業者によって重用視するポイントが違うからな。

複数社の査定のチェックポイントを聞く事によって、何がどれぐらい重要なのかの目安も分かってくので、

不当に安い査定をされそうな場合も気づくことが出来るだろう。

事前にしっかりとリサーチと話し合いをしておけば、査定当日に困る事も無いのだ。