冠水車は買取りしてもらえるのか？

修理代か、買い替えか

最近、ニュースでも異常気象などを良く目にするな。

日本は四季のある国だし、山や川、海等の自然に富んでいるため、

自然災害が多発する地域でもある。

そんな中、車に壊滅的な打撃を与えるものがある。

それが水害だ。

台風時期になると川の氾濫や、大雨による増水で

車が水没してしまうことも珍しくは無い。

車は雨風にはある程度耐えられるように設計されているが、

水につかってしまうような状態になると各部に不具合を起こして動かなくなってしまう。

俗にいう冠水車というやつだ。

一度冠水してしまうとエンジンや電気系統に不具合が出て、

修理しなければ動かなくなってしまうのだ。

しかもその修理代がまた相当かかるのだ。

シート下程度の軽い冠水でも20～30万程度、

そしてシート上までがっつり浸水してしまった場合は50～100万円程度になる。

相当な金額だ。

車両保険に入っていれば冠水した場合にも保険は降りるが、

満額が出るという訳ではないので、やはりいくらかは負担しなければいけない。

そうなると、費用をかけて修理をするのか、

諦めて廃車にして、新しい車に乗り換えたほうがいいのか悩みどころだな。

私個人の意見としては、よほどの愛着が無い限り冠水車は手放し、

新しい車を買った方がいいと思う。

冠水車は修理後も不具合が出る

冠水車自体はオーバーホールや電気系統の修理をすれば普通に乗れるようになる。

しかし、その修理だけでは完全に不具合を直せる訳ではないのだ。

冠水車の修理は主に車が動くようにする事が目的なので、

目に見えないところが浸水によって痛んでいたとしても完全にケアするのは難しいだろう。

例えば、車はそのほとんどは金属で出来ているが、

一度冠水した車は金属部に腐食が発生する可能性が非常に高い。

修理直後は正常に動いていたとしても、年月が経つにつれてガタが来ることもある。

その他にもシートの皮が劣化したり、内装にカビが発生して悪臭を放ったりと修理後の不具合も多い。

つまり、一度冠水すると車の寿命がかなり短くなるのだ。

修理をしたとしても、以前とぴったり同じには戻せないのだ。

なので、頑張って修理しても不具合が出やすい車に乗り続けるよりも、

いっその事新しい車に買い替えてしまうほうがいいのだ。

冠水車も買取ってもらえる

では、車を買い替えて、冠水した車は廃車に・・・

ちょっと待ちたまえ！

実は冠水車も買取業者に買い取ってもらえるのだ。

私が買い替えを勧める理由はここなのだ。

冠水車は日本では修理したとしても人気が全く無いのでほとんど売れないが、

海外では全く気にせず販売されている。

なので、冠水車も世界的に見れば需要があるのだ。

冠水車も修理できる人から見れば、まだまだ価値のあるお宝だ。

直して海外で売れば儲かるのだからな。

なので、冠水車だからといってスグ廃車と思わずに、一度査定を受けてみよう。

捨てようとしていたモノがお金に変わったらうれしいだろう？

事故車や冠水車を専門に買取をしている業者もあるが、

私のオススメとしては、まずは通常の一括査定の方を使ってみることだ。

その方が高値の査定が付く可能性が高いからだ。

もし通常の一括査定で値段が付かないようであれば、

事故車、冠水車を専門に扱ってる業者に査定を頼めば良い。

何にせよ、廃車にするぐらいなら少しでも高く売って、

次の車の購入資金にしてしまおう！