車の査定前に修理をしておくべきか?

査定前に傷の修理をするべきか?

査定額か、修繕費か

車は普通に乗っていれば、小さな傷やヘコミ等は必ず出来てしまうものだ。

どんなに運転がうまい人でも飛び石等での傷は避けられないし、

バンパーを擦ってしまったり、駐車時にうっかりぶつけてしまったりと、

長年乗った車にはそれなりに傷がついてしまっていると思う。

 

当然、傷があると査定時にはマイナスになってしまう。

なので出来る限り傷は無くしたいと思うのが心情だ。

 

だがしかし、査定額を高くしたいがために修理をした結果、

修繕費のほうが高く付いてしまうというケースもある。

利益を出そうとしたら、結局損失になってしまっては本末転倒だ。

 

では、査定前には修理をするべきなのか、するべきではないのか?

 

小さな傷は治すべきか?

まず、車体の傷がどの程度から査定のマイナスになるかだ。

傷には擦り傷やヘコミ、そして塗装の剥がれや傷による錆などがある。

 

このときに見られるのが傷の深さと大きさだ。

爪でかるく引っ掻いたような薄い傷は、実はそこまで減点の対象にはならない。

塗装が特に傷ついたわけでもなく、コンパウンド等で磨けば目立たなくなる程度なので、

買取業者側にもほとんど費用がかからないからだ。

 

しかし、もし可能であれば軽くコンパウンド等で磨いて綺麗にしておくと、

査定に来た際に買取業者には好印象に写るかもしれないな。

 

そして本格的に査定に響き始めるのが、コンパウンドで消せない傷だ。

塗装が剥がれて下地の色が見えてしまっているような傷だ。

コレはもう業者側も要修理となるので、当然査定額の減額対象となる。

 

どのぐらいの料金になるかは傷の程度と業者によるが、

1~3cmぐらいの傷で1万円ぐらいは査定がマイナスになると思っておこう。

 

さて、ここで皆がしてしまう間違いがあるので注意だ。

このぐらいの傷なら、タッチアップペン等で綺麗にすればいいんじゃないかと

自分で修理をしてしまうケースが多いのだ。

 

しかし、相手も査定プロである。

素人の荒い修理跡などスグに見抜いてしまうし、

再度やり直しになるので結局査定はマイナスになってしまう。

 

完全に同じ色を使い、塗料の中に錆も残さず、

プロ並みにうまく治せる自信があるなら別だが、

簡単そうだからと素人がやると、かえって傷が目立ってしまう事にもなりかねない。

 

なので、傷が多少気になっても下手にいじらないほうがいいのだ。

 

大きな傷やヘコミは治すべきか?

そして、最も気になるのが、自分で治す事の出来ないような大きな傷やヘコミ。

これを板金屋さんなどに頼んで修理をしてもらうかだ。

 

これはもう結論から言ってしまえば、治さずに査定に出した方が良い。

なぜなら治す事で上がる査定額が修繕費を上回る事は、ほぼ確実に無いからだ。

 

買取業者は車のプロ。

傷や不具合等を修理するのもお手の物なので、

我々一般人が修理するよりも遥かに安く、早く仕上げてしまうのだ。

 

なので、あなたが「5万円で修理しました!」と誇らしげに思っていても、

「これなら3万円で治せるから、3万円の減額でいいかな」となってしまうわけだ。

上記の場合、修理したことで2万円も損をすることになる。

頑張って、プラマイゼロぐらいが良いところだろう。

 

なので、ここをいくら頑張っても無意味なのだ。

 

結論

ついてしまった傷はある程度諦めたほうがいいだろう。

頑張って傷を治そうとしても、その努力に見合った報酬は得られない可能性が高い。

 

ならば傷を修理するのに使うエネルギーを

内装をピカピカに磨いておいたり、社内の臭いを少しでも消しておいたり、

他の部分に使った方がいいだろう。

 

そのほうが多少傷がついていたとしても、

「大事に使った車だな」と思ってくれる可能性が高い。

 

重要なのは必要なポイントのみを抑えておくことだ。

高く売るための要素をピンポイントで攻めていこう!

 

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